遺産相続jungle…

亡くなった人の資産を、一定の親族関係にあるものが継承する相続。この相続、大きな資産を持った人にしか関わりのないことだと思われがちですが、実は誰にでも起こり得ることだということをご存知でしょうか。亡くなった人が残した資産が少なくても、資産よりも借金のほうが多くても、相続は必ずしなければならないのです。つまり、相続は誰にでも起こる可能性のあるものなのです。

しかもこの相続、多額の資産を分けるよりも、分割しにくい小額の資産を分けるほうが、大変になる場合が多いといわれています。今は揉め事もなく普通に生活している人でも、親族が亡くなることで相続という問題に巻き込まれてしまいかねません。では、円満な相続解決のためには、どのようなことに気をつけておくべきでしょうか。

まずは普段から、身近な街の法律家である行政書士に、相続について相談しておくことです。行政書士は遺言書の作成についても相談に乗ってくれますし、いざ相続手続きとなった場合でも法の知識を活かして、適切に対応してくれます。次に過去に亡くなった親族に、相続手続きを未だ行なっていない人がいないか調べておくこと。放置しておくと相続人が代を重ねてしまうことで、相続人の数が増えてしまいます。こうなると、相続人同士が親族であるにも関わらず面識がないという状態となりかねず、相続について話し合うことが大変になり、また手続きも煩雑さを増してしまいます。

このような事態を防ぐためにも、相続に関する疑問などは早めに行政書士に相談し、できる限りの準備をしておくことが大切です。